世界各国のレストラン〜スペインのパエリア〜

国際社会になってから、日本でも各国のレストランを多く目にするようになりました。中華料理にイタリアン、フランス料理にロシア、ドイツ、そしてスペイン料理も人気を呼んでいます。スペイン料理というと、すぐに多くの人が頭に浮かべるのはパエリアではないでしょうか。

パエリアというのは、サフランという花で黄色い色をつけたお米料理のことを言いますが、これはバレンシア地方の名物ということです。日本では、鶏肉やえび、ムール貝などをふんだんに入れたロイヤルパエリアというものをよく見かけますが、実は地元ではこれはタブーだということです。本来ならば、鳥のパエリア、魚介のパエリア、野菜のパエリアなどというように、それぞれの味を楽しむものだからです。ですから、日本に住むスペイン人などとパエリアを食べに行くと、がっかりされることが多く、それでは本場のものはどれだけ美味しいのだろうかと興味が出てきます。

本場スペイン人に聞いた本格的なパエリアは、たいていは男の料理だということです。庭があるお家が多いために、休日などで人が集まったらたいていそこの家の主人が、まきで火をおこしてそこで大きなパエリア鍋を熱してパエリアを作りふるまいます。基本的には、昔の日本男児のように男子台所に入るべからず、なのですがパエリアだけは男が作るという習慣があります。まずはオリーブオイルをふんだんに入れ、にんにくをいため、そこへ海老を入れてかりっと炒めます。それを出しておいて、お米をいためて、鳥のスープを入れて炊き込むのですが、同じタイミングで海老やインゲンなどをきれいに飾り、メインであるサフランを入れ、アルミホイルなどで蓋をしてお米に火が通るまで待ちます。いい香りがしてきたら、時々状態をみておきましょう。焦げてしまうと台無しですが、おこげもスペインの子供たちに人気なので、それも取り合いになるというスペインの楽しい休日のひとときになります。

ピックアップ